三代、73年。株式会社黒田鍛工は、自由鍛造ひとすじに鋼と向き合ってきました。1200℃の鋼塊に鎚を振るう。その一打一打が、日本の産業機械の心臓部を支えています。
鋳造でも、切削でもなく、鍛造。金属の結晶を鍛え、繊維のような流れ(鍛流線)を生むこの工法だけが出せる強靭さがあります。プレスの圧力計に頼らず、鋼の色と音で火加減を読む——黒田の職人が三代かけて磨いてきた技術です。
風力発電のシャフト、船舶エンジンのクランク、圧延ロール。壊れてはならない場所にこそ、黒田の鍛造品は使われています。
S45C・SCM440・SUS304ほか、用途に応じた鋼種をミルシートとともに管理。溶鋼段階からのトレーサビリティを確保します。
重油炉・電気炉を使い分け、鋼塊を1200℃へ。均熱を見極めるのは、炉前に立って40年の職人の眼です。
1600tプレスと3tハンマー。鍛流線を設計どおりに通すため、一打ごとに鋼の姿勢を変えながら鍛え上げます。
焼入れ・焼戻し・焼準。社内熱処理炉により、strength(強度)とtoughness(粘り)の最適点へ追い込みます。
荒加工から仕上げまで社内一貫。超音波探傷・磁粉探傷により内部品質まで保証し、成績書を添付して出荷します。